日本人洞窟
ちょっと・・・あまり・・・行かない場所だそうですが。
バリのガイドブックをくまなく読み進めていると、とある地図に小さく
日本人洞窟という文字が目に入りました。
そこは別に観光名所でもなかったのですが、ただ地図に日本人洞窟と
書いてあっただけ。
その文字見つけただけで是非行きたい。
そして、あらかじめネットで調べてみると、それは戦争中、日本人が
バリ人と共に掘ったオランダ軍から隠れるための洞窟だったそうです。
当時のバリ人は今おじいちゃんになっていますが、バリおじいちゃん
曰く、日本のことは「にほん」ではなく「にっぽん」と読むのだよ、
とのことでした。
日本人洞窟到着。道路沿いです。すごいスピードで車が行き交います。
ここまで来たら中へ入りたいですよね。
立入禁止でもなさそうだし。
すると、友人でもあるガイドのSさんは「ええ~?!入るのぉ~?!」
入りました。(笑)
実際は、もっと暗いです。
穴はどこまでも奥へ奥へと続いていました。壁には、おそらく灯りを置くための
くぼみが所々にありました。
現地の人も普通は入らないそうですが・・私は入りたかった・・・
当時、この穴を堀り、ここに避難しているときにはどんな心境だったのでしょう・・
見学した夜にバリおじいちゃんにお話を伺えたのに、何故か聞くのを
忘れてしまいました。
今思えば、詳しく聞かなくてよかったのかもしれません。
もしかしたら、話たくないこともあったかもしれません。
その時は、ニコニコ笑顔で楽しくコーヒーを頂いて帰ってきました。