トゥガナン村(原住民の方々とのお話)2
村の中をウロチョロと自由にさせていただき、あちこちのお宅の中へ
お邪魔しています。
こちらは一人暮らしのオバサマです。
ご主人は亡くなられ、お子様は結婚されて他で暮らしているそうです。
訪問したときには、昼寝をされていました。
綺麗にパッケージされたカゴ製品が山積みになっていて街中では
見かけないデザインも豊富。
すべてこの村の産物なのですが、作業場はどこにあるのか気になります。
訪ねてみると、この村の裏手の山に作業する場所があるそうです。それは、
燻したりして煙がでたり色々なので山の中での作業が適しているからだそうです。
村の中はそれぞれのお宅が店舗も兼ねているようです。
そういえば日本のガイドブックにはトゥガナンの村人は原住民なので、
伝統を守るために村外での結婚は許されていないと書いてあったなぁ・・・。
こちらの方に聞いてみると、ニコッと笑いながら
「それは昔の話ですよ。今は村の外でも結婚しています。」とのことでした。
まあ、数百人くらいの村人の中だけで結婚するのはキツイでしょうね。
こちらは世界的にも珍しい「縦横がすり」
(縦糸と横糸共に色を合わせて織る大変難しすぎる織物)です。
一枚織るだけでも数ヶ月かかる織物で、村では祭礼の為にこのグリンシン織物を
身に着けます。
販売もしていますが、かなり高額(でも手間暇を考えると当然なので納得)
なので、今日は眺めるだけにしました。次回買うかも。