もう一つのトゥガナン村~2
村の中の道を歩いて広場に出ました。
来週、村の男の人達が一年で一番楽しみにしている行事があるそうです。
それはなんだと思いますか?ヒントはこのアロエ?のようなこの葉にあるそうです。
触ってみると棘があって痛い・・・一体何に使うのか・・・?
説明を聞いてみますと、このアロエのような葉?を剣の代わりにして、
男同士で戦う祭礼があるのだそうです。
この行事は深い歴史があり、昔から毎年行う祭礼で、
私も話を聞いて確か何かの本に書いてあったことを思い出しました。
日本の昔で言えば、刀のような感じで男同士が斬り合うような戦い・・・
もちろん怪我もするそうです。右の村の方が斬られた傷を見せてくれました。
結構ギョッとする傷跡なので、驚き・・・。
男の人って何処の国でも戦いが好きなのかな?
そんなニュアンスで質問すてみると、ニッコリ笑って
「そうなんです!毎年楽しみなんですよ。」とのことでした。
なんか・・・私は女でよかった・・
でも、もし日頃ムカつく人などがいたら、思いっきり振り回すのかもね。
でも、本当にこの葉、尖っていてすごく痛い。鋭利なものと変わらない。
祭礼とは日本も場所によって随分多彩ですけれど、この村の祭礼も同様でした。
私が日本へ着く頃には、この村は凄まじいことをしているのですね。
静かなトゥガナン村を歩き回りながら戦いの場面を想像してみました。