聖なるルンプヤン寺院~1
ある夜、どこかへ行った帰り道の車窓から小高い山の上に
光るものを見つけました。
暗い暗いバリの道、大通りならともかく田舎道の暗さは何故だか
別世界の空気が漂います。
すると、運転手さんは言いました。
「バリの神様は高いところにいるんだよ、あの山の明かりはね、
神様がいることを示しているんだよ。だからあの山の上は
聖なる場所なんだ。」
私はその明かりを見ながら、手の届かない高いところにいらっしゃる
バリの神様を想像しました。
それはとても神秘的で懐かしい気持ち。
バリのお寺にあるメルという神様が降臨される塔の一番上は
もちろん神様の場所になっています。
話は逸れますが、私は子供の頃、よく自宅の窓から空を見るのが
常で、雲の上には神様がいるんだろうか、とか、夜には月や星を
見ても、あそこに神様はいるのかなぁ?などとよく考えるのが
大好きでした。
なので、高い場所に神様がいる、というのを聞くと、妙に心の
奥底に残っているなにかが掻き立てられます。
そして、バリで一番好きな場所、それは高い場所にいる神様の
ところです。それは、「ルンプヤン寺院」
ちなみに「ルンプ」は光「ヤン」はバリの最高神ということだそうです。
山の高い場所に光☆☆☆
まずは、聖なる山のルンプヤン寺院へ