壮大なグヌン・カウイ
11世紀の遺跡、グヌン・カウイ遺跡
当時の王家のお墓として造られた遺跡だそうです。
ここは他の遺跡と印象が違います。それは、この遺跡は
隠されている感があったから。
きっと当時は簡単に見つけられないように、王家のお墓を奥地へ造って
守ろうとしたのかなと感じました。
結構な長い距離の細い道を階段で降りていきます。帰りの登りが恐ろしい・・・
でも到着するとこんな巨大な遺跡。当時の王家の偉大さを感じます。
11世紀にこれだけの岩を削るのはどれだけの労力が必要だったのでしょう・・
実物を目の前にすると、とても感嘆します。
そして、もう一つ是非見てみたかったのが、王家のお墓が造られた後、
僧侶の方たちが修行を行うために造られた修行庵
こちら、この穴の中に一人ずつお坊さんが入ってお経を唱えていたそうです。
Sさんも、素晴らしい遺跡だという思い入れが強くあり、説明にも熱が入って
聞く私も興味津々。
ここから流れる水は、11世紀当時から流れている水路だそうです。
この水をお坊さん方は生活水に使用していたかもしれませんね。
今は、ほんのわずかしか流れていませんが、水源の場所は未だに特定されて
いないそうです。
この水ひとつ見ても、この遺跡の壮大さをかみしめることができます。
それから、周辺を歩いていると、立派なこちらを見つけました。
こちらは偉い方のお坊さん用の庵だそうです。中を覗くと一目瞭然!
それにしても、当時の状況を想像すると、森の奥地にある王家の
お墓にある場所で祈りを捧げることは、素晴らしく、誇らしいもの
だったのではないでしょうか・・と思います。
この眺めは、11世紀のものとどのくらい変化したのでしょうか?知りたいです。
しかし、階段を登り、遺跡から離れると現代の空気。
お土産屋さんが待っています。